退職時に、次の仕事が見つかるまでの間、生活費の不安が出てきますよね。
その時に利用できる公的制度が、失業保険です。
しかし、失業保険を利用するには、離職票がないといけません。
もし、離職票が手元にない場合、私たちはどうすれば良いのでしょうか?
今回は、その対処法をお伝えしたいと思います。
退職を考えいる、退職済みの方へ


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一身上 = 自己都合と決めつけない
場合によっては自己都合に該当します
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離職票は何のために利用される書類?
まずは、簡単にですが、離職票がどのような書類なのかを確認しましょう。
これは、先程も少しお話しした通り、失業保険の給付を受けるために必須の書類の1つになります。
そもそも失業保険の利用する時は、退職時の状況や勤続年数を考慮して受給期間が決められますよね。
このことは、自分で証明するのは難しいですし、話だけだとイマイチ掴めないところもありますから、そのために必要だと考えて下さい。
また、離職票は他にも以下の場面で活用されることがあります。
・国民健康保険の加入手続き時
・転職先で退職理由や退職時期を確認する時
退職後、みなさんの手元に書類が届くのは、約10日~14日となります。
ある程度時間がかかっているのは、会社側が退職時にハローワークに離職証明書を提出し、それから作成が行われるからです。
ハローワークで作成された書類が職場に届くまで、やり取り上の時間がかかっていますよね。
しかし、問題がなければ2週間ほどでみなさんの手元に届きますから、ご安心下さい。
離職票がない場合の手続きはどうなる?
一方で、何らかの原因で離職票が手元に届かないこともあり得ます。
このような時にできる対処法は、以下の通りです。
・仮手続きでできる部分を進めておく
・発行が遅れている原因を突き止める
・ハローワークの力を借りて職場からの発行を促してもらう
離職票がなければ、受給が得られないだけでなく、給付可能な日数がどんどん減ってしまいますから、みなさんにとって不利な状況になってしまいますよね。
このことから、しかるべきタイミングで手続きする必要性が改めて理解できますよね。
それを回避するためには、上記の行動ポイントを押さえましょう!
仮手続きでできる部分を進めておく
まずできることは、失業保険の仮手続きをしておくことです。
これには、離職日が分かる書類が必要になりますが、受給の手続きを少しでも進めておくことができますので、安心できますよね。
最終的には離職票が必要になりますが、不安なまま過ごしているよりは良いかもしれません。
必要な書類は、お住まいのハローワークによって違う時がありますから、事前に相談して持ち物を確認しておきましょう。
発行が遅れている原因を突き止める
2つ目にできることは、発行が遅れている原因が、ハローワークと職場のどちらにあるのかを突き止めることです。
まずは職場に連絡をしてみて、状況確認をしてみましょう。
また、職場との折り合いが悪い場合は、ハローワークに直接連絡しても状況確認をすることができますから、必ずどちらかに連絡を取ってみて下さい。
仮にハローワークで発行が遅れている場合は、繁盛期に入っているために遅れていることが多いですから、さほど大きな問題にはなりません。
なぜなら、時間がかかっても必ず届くようにしているからです。
一方で、職場で発行を送らせている場合は、少しやっかいになります。
ハローワークへの連絡自体が遅れていたのであれば、その時点で連絡してもらえれば良いですよね。
しかし、中には意図的に発行をしないということもあるのです。
このような状態では、みなさん自身が対処できる術がありません。
ハローワークの力を借りて職場からの発行を促してもらう
職場が意図的に発行を送らせている場合は、ハローワークに連絡し、発行してもらう様に催促をかけてもらいましょう。
そもそも退職したのに離職票を発行しないというのは、違法行為になりますので、職場側の立場が圧倒的に悪くなります。
本人が掛け合っても上手くいかないこともありますから、ハローワークの力を借りることをオススメします。
時には、第三者が入ってくると、スムーズにできる手続きがありますよね。
特に職場との関係性が良くない場合もこの方法は有効ですから、いざという時の対処法として覚えておきましょう。