失業手当の申請をしたいと思っている人は、受け取るために様々なステップを踏んでいくことになります。
その前提として、失業状態であることが必要条件になりますよね。
ところで、「失業状態」とはどのような状態を示しているのか、みなさんは説明できますか?
ここでは、手続きに関連する基本的な用語を押さえておきましょう。
なぜ失業状態であることが必要なのか?
失業手当の内容を勉強すると、基本的に退職した後の生活費として活用して欲しい制度だということが分かりますよね。
ですが、そのサポートは失業状態でない場合も認められないのかと思う人もいるでしょう。
このことは、制度の根本に関わることですから、少し解説したいと思います。
・雇用保険に加入していることだけが条件でない
・資格認定の時に必須の条件
これらは、手続き面において重要な内容になりますから、見逃さないようにして下さい。
雇用保険に加入していることだけが条件でない
そもそも失業手当は、雇用保険に離職日以前の2年前の間に、12カ月以上加入していた人が利用できる制度だと思っていませんか?
しかし、この条件は制度を利用する上で最低限の条件であって、受給が認められる条件ではありません。
よく勘違いしやすいポイントなのです。
受給が認められるためには、別途の条件が求められますから、雇用保険の加入の有無はスタートラインだと思っておきましょう。
資格認定の時に必須の条件
失業状態というのは、失業手当を受けるために最低限必要となる条件になり、受給を続けても良いのか判断する材料にもなります。
特に重要視されるのは、支給が開始されてから4週間に1度行われる、「資格認定」の手続き時です。
この日までに、その人が仕事を探している、働ける状態であることをハローワークに伝えることが求められますので、受給に関わる条件だと考えて下さい。
そのため、手続きを忘れてしまったということがあると、次回の受給が取り消しになってしまうこともあり得るでしょう。
きちんと制度を利用する、継続して利用するための前提条件になると考えると、理解しやすいですね。
失業状態は何をもって判断されるのか?
失業状態とは、一般的に次のような形で表すことができます。
・就職を希望している人
・就職できる能力がある人(健康状態が良いこと)
・就職活動に積極的に取り組んでいること
上記3つの条件に当てはまっている人は、制度上の「失業状態」になります。
特に、意外と勘違いされやすいのは「就職能力がある」ことで、病気療養をしながらでも仕事だけでも探したいという人がいますよね。
そのような人は、働く意思があっても、体調面で不安を抱えている状態ですから、残念ながら「失業状態」には該当しません。
仕事を探したいというだけでなく、健康状態も良好であることは、制度を利用する上で大切なポイントになるでしょう。”早くもらう方法”をCHECK!