失業保険は、無職になった時の大きな助けになりますよね。
ですが、メリットばかりではありません。
申請しない方がお得な人もいますから、容易にサポートがあるから利用すれば良いと考えるのはNGなのです。
このことを知らない人は多いです。
失業保険を申請しない方が良いのは、どのような人になるのでしょうか?
失業保険の申請をしない方が良い人の特徴3つ
失業してすぐに、「次はどうしようか」と考える人は少ないですよね。
ですが、定年退職までの長い時間を考えた時に、以下のような考えを持っている人は申請しない方が良いのです。
それには、3つの内容が挙げられます。
①失業保険の加入期間をリセットしたくない人
②すぐに収入を得たい人
③ブランク期間があることで不利になりたくない人
失業の経験がある人の中には、上記の内容から再就職を早めに決めた人もいるでしょう。
ここでは、失業保険が万能の制度でないことをご説明します。
①失業保険の加入期間をリセットしたくない人
失業保険の給付期間は、加入期間に応じて日数が変わりますよね。
退職時に受給が可能かどうかの条件さえ満たしていれば、問題ないと考える人は多いでしょう。
ですが、一度受給の申請をしてしまうと、今までの加入期間がリセットされてしまうのです。
仮に一度申請して手当の受給を受けた人は、再度申請をする場合はそれ以降の加入期間の状況から判断されることになります。
その結果、ある不都合が生じてしまう可能性が考えられるでしょう。
それは、事情があって仕事を退職した際に、次の就職先を探せない場合です。
例えば、病気や怪我等の影響から、すぐに探せないということが考えられますよね。
このような人の場合は、加入期間が長ければ長いほど、金銭的なサポートを長期的に受けることができます。
従って、失業後の休憩期間を考えて申請してしまうと、いざという時に十分なサポートが確保できないことが考えられるのです。
何かあった時のために、加入期間をここで0にしたくないと考えるのは当然のことでしょう。
この事情を知ると、安直に「給付の申請をすればいいや」と考えられなくなりますよね。
②すぐに収入を得たい人
2つ目の申請をしない方が良い人とは、なるべく早く「収入」を得たいと考えている人です。
みなさんの中には、失業手当を申請してもお金が受け取れると考える人がいますよね。
確かにその通りなのですが、失業手当では前職の収入の満額が手に入る訳ではありません。
退職6カ月前の給与平均から、5割~8割程度しかサポートしてもらえないのです。
何より、収入が高かった人の場合は、5割程度しかサポートしてもらえませんから、生活的に難しいと考える人もいるでしょう。
そうなると、早めに自分で再就職先を見つけて収入を得た方が、生活的に楽ですよね。
この事情は、自己都合退職で制度を利用するかどうか迷っている人にも言えることです。
会社都合退職とは違い、申請しても受給までに時間がかかりますから、待っているよりは行動した方が良いと感じるでしょう。
制度のメリットよりも、今までの生活の安定性を確保したい人には向いていません。
③ブランク期間があることで不利になりたくない人
さらに、失業保険を利用したことで、ブランク期間の発生を避けたい場合にも、申請はオススメしません。
人によっては、ブランク期間に資格等の勉強をして、スキルアップを図りたいと考える人もいますよね。
ですが、ブランク期間は企業側にとってどのように映るでしょうか?
当然、その期間内に何か行動していたのかと気になりますよね。
きちんと理由が説明できる場合は問題になりませんが、そうでない場合は採用の有無に関わってきます。
ブランク期間によって採用に不利に働くことはあり得ますから、そのデメリットを小さくしたいならば早い段階で行動すべきでしょう。
失業保険を申請しないならどう行動すべき?
失業保険の申請をあえてしないということは、すぐにでも再就職先を見つけなければなりません。
そのような人は、まず、転職サイトや転職エージェントに登録をしましょう。
登録することは、仕事を探すという意識に繋がるだけではありません。
・お金をかけて求人を出しているため、人材を大切にしてくれる職場を探しやすい
・企業側からオファーやスカウトで声をかけてもらえる
・模擬面接等の書類の基本サポートが受けられる
ハローワークでも求人を探すことができますが、「質の良い求人」となると、やはり転職サイト等を活用した方が無難です。
何より、自分から行動して結果を出さないといけないシステムでなく、自分のアピール
ポイントを見て企業から声をかけてくれることがあるのです。
その結果、マッチングが上手くいった、良い環境で働けたという人もいますよね。
現在の再就職は、企業から声をかけてもらうことも一般的になりつつあります。
このことを知らないと、どんどん時間が過ぎてしまいますので、経済的に厳しくなってくるのが目に見えますよね。
早めに良い求人と出会える確率をアップすることができるのは、専門サイトやプロのおかげでもあるのです。
あえて制度を利用しないという選択肢も、正しい選択肢の一つです。
先程の3つの特徴に当てはまった人、その可能性がある人は、是非転職サイト等に登録をしておきましょう!